にゃにもの? -その6-

つづきなのら

 

ボク「ところで、結局魂って何なのですか?」

閻魔「おまえは何だと思っておるのじゃ」

 

ボク「これまでの人生でいろいろ考えてみたのですが、明確な答えは分か

りません。魂は神であり、輪廻を通じて学ぶもの、と思っていますが」

閻魔「それは間違っておらぬが、間違っておるとも言える。魂自体は何も

学ぶ必要などないからじゃ。しかし、明確に答えることなど不可能じゃて

いろいろな表現ができるが、ではこういうのはどうじゃ

魂とは精子、ビッグバンとは神の射精」

 

ボク「わお! とてもショッキングな表現です」

閻魔「精子はsperma おまえ自身のu が入って、仕上げにニュートラルn

が入ればどうじゃ! superman になったであろう!」

 

ボク「もの凄いこと言いますね! なるほどですねー! 精子spermaから

産まれた存在が自分らしく生きて、ニュートラルな存在になれれば

スーパーマンってわけですか」

閻魔「スーがスーッと消えてパーマンさ」

 

ボク「懐かしい!」

閻魔「ニーチェの言葉にこういうのがある。怪物と戦う者は、その過程で

自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

 

ボク「ゾッとする言葉だなー。とっても難しいけど、なんとなく分かる気が

します。スーパーマンになる道程は果てしなく険しいんですね」

閻魔「宇宙の中に神ならざるものはないのじゃから、どんな分野でどのよう

な道を辿ったとしても、上り詰めればいずれ、深淵をのぞくことになる」

 

ボク「本当に有能な科学者は皆、神の存在を信じると言いますもんね」

閻魔「科学者に限らず、高みを極めれば、そうならざるを得んのじゃ

スーパーマンは多くはないが、欠陥スーパーマンパーマンレベルなら

そこそこおるぞ」

 

ボク「そういう方ってどこにいるのですか?」

閻魔「君のクラスの一番うしろじゃ。冗談はさておき、そういう人間は

周りがそうとは気づいてないことがほとんどじゃな。至って普通で、

謙虚だから分を心得ており、素直だから自分にも他人にも嘘はつかない」

 

つづくのら

 

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